RPG制作に役立つあんな本やこんな本~RPGツクールのゲーム幅を広げる設定作成資料からちょっと怪しい本まで色々紹介~

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RPGツクールMV製品版もついに来週ですね!

今月上旬より配布が開始された体験版は、製品版と同等の機能を体験でき、
製品版へ作ったデータを引き継げることから、
製品版を見据えたゲーム制作にとりかかっている人も多いのではないでしょうか。

『こんなかっこいい展開を創りたい!』
『魅力的なキャラクターをたくさん創りたい!』

色々とモチベーションが上がっていく一方で、
いざ現実に制作をはじめて見ると・・・

『アイテムや魔法、敵キャラが思いつかない!』
『色々なシーンを描きたいけど、描写力がない』
『名場面にしたいシーンとシーンを繋ぐシーンが思いつかない』

など、作り始めたからこそ直面する問題も多いかと思います。

特に長編になればなるほど、武器やアイテム、敵キャラなど
たくさんのデータ作成が必要になってきます。

伏線を張るため、キャラクターの魅力を高めるため、
様々な展開に発展するイベント作成も必要です。

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そんな時、既存のゲームやネットから様々な情報を
参考にしている方が多いかもしれません。

ですが、本屋さんに足を伸ばして見てください。
最近ではUnityやAndroid・iPhoneアプリの影響で
ゲーム制作関連の書籍がたくさん集められているケースもあります。

また、新書本やビジネス本のコーナーにも『ゲーム制作に役立つ』ような
豆知識や、個性的な書籍と出会える場合があります。

今回は、『RPG制作に役立つあんな本やこんな本』と題しまして、
王道的な書籍から少し変わった書籍まで。

ネタが詰まった時などに見ると参考になる本や
意外と大変な各種データ作成に役立つ本まで、
色々な書籍を紹介していきたいと思います。

記事書いている人

本題に入る前に、今回、
『RPGツクールMV(なんでもあり) Advent Calendar 2015』にも
参加しているので、記事書いているお前って誰だよ!

というツッコミがあるかもしれません。
軽い自己紹介をしておきます。

今回、記事を書いているRGC管理人『みなみよつば』です。
友達におすすめされたRPGツクールGBからツクールに触っており、
主に年齢指定RPGでの活動を中心に行っております。

2010年より年齢指定RPGのレビュー・創作支援サイトを始めたことで、
現在まで300作品以上の同人RPG、800作品以上の同人作品に触れてきています。

大学在学中にアニメ制作、卒業論文で同人ビジネス化の研究を行い、
卒業後は都内のネットワーク会社に就職。
現在はコンテンツ重視サイト運営を複数行い、フリーランスとして活動しており、
プレイヤー視点の作品改善協力・サイト作成や収益化支援なども無料で請け負っています。
(更に知りたい方は管理人紹介に経歴なども載せています)

おすすめ書籍・参考になるゲームなどを聞かれることも多いため、
今回は今まで頂いた質問の中から、よく頂く悩みを元に
『誰にでも役立つポイントの多い本』を厳選して
紹介していきたいと思います。

RPGツクールのキャラ制作に役立つ書籍

RPGツクール最新作のRPGツクールMVでは
キャラクターの名前、職業、装備など。

1つのキャラクターを作るだけでも、
色々と決めなければいけない項目があります。

まずはじめに、キャラクター制作に役立つ様々な
書籍を紹介していきたいと思います。

幻想世界11ヶ国語 ネーミング辞典

まず最初に紹介する書籍は
『ネーミング辞典』です。

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「総記」「自然」「人生」「人間」「人生」「社会」の
6つのカテゴリーで、様々な単語が11ヶ国語・13000単語掲載されている
書籍になります。

例えば日本語の「腕力」であれば、英語で「フォース(force)」、
フランス語で「ヴィグール(vigueur)」、中国語で「リリャン(力量)」など。

日本語の言葉が一番左側に掲載され、横にずらっと外国語では
どう書くのか、日本語読みと外国語書きが一緒に紹介されています。

最近では中二病用語でドイツ語に注目が浴びられているなどという
ニュースも上がっています。

参照:「中二病で学ぶドイツ語セミナー」が話題 あっという間に満員御礼… (with news)

『ゾンダーリング アウラ!』

この書籍に掲載されていたドイツ語を組み合わせてみました。
フィーリング的にかっこいい感じに見えませんか?

ドイツ語でキャラクターの名前を決めたりするだけでも、
意味をもたせながら素敵なキャラクター名や魔法の名前を
作成できたりする
かもしれません。

ちなみに『ゾンダーリング アウラ!』は
『ゾンダーリング』=変態
『アウラ』=オーラ

覚えたくないスキルですね・・・

今回紹介している本はネーミング辞典系の書籍でも
比較的安く手に入るので、他の出版社さんでも一冊持っていると
何かと役に立ったりします。

赤ちゃんの名前書籍

日本語で名前を受ける場合には、赤ちゃんの名前系
書籍を使ってキャラクターに名付けと良いと思います。

赤ちゃんの名前同様、キャラクターへの名付けも、
しっかりと意味を認識して名付けてあげると、
より愛着が湧くかもしれません。

ネットでも赤ちゃんの名付け支援サービスがありますが、
『この文字を入れたい!』というのが決まっている時には使いやすい反面、
ゼロベースで名前を創りたい時には、自然と偏りが出てしまうものです。

書籍でペラペラ~とめくると、
『この文字が可愛い!』『こんな名前もあるんだ!』という
発見に繋がることもあるため、
名前の幅を広げるのに役立ちます。

中古ショップの100円コーナーに並んでいることも多いので、
導入もしやすい系統の書籍です。

決定版 幻想世界の職業FILE

キャラクターをたくさん作っていくと、
『兵士や剣士ばっかりになっちゃう!』と嘆いている
方も多いのではないでしょうか。

そんなあなたに役立つのが
『決定版 幻想世界の職業FILE』です。

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「剣士」や「踊り子」「盗賊」といった王道的なものから
「鍛冶屋」「魔法屋」「情報屋」のようなお店系の職業、
「砲兵」「騎馬弓兵」「重歩兵」といった一般的には注目されない兵士まで。

全70種類の職業と簡単なよく設定に使われているような
エピソードが掲載されています。

どちらかと言うと職業を大きく分類・細分化している内容の
書籍になっているため、
「キャラクターの方向性」や「イベント作成」に役立つ
書籍です。

こちらはコンビニで販売されているタイプの書籍なので、
材質が弱い分、中古などではかなり値落ちしています。

ファイナルファンタジーⅤ アドバンス 公式コンプリートガイド

ツクールMVを意識した職業制作で言えば、
ファイナルファンタジーⅤ(FF5)リメイク版の攻略本もオススメです。

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FF5には「ジョブ」という機能があり、20種類以上の
職業変化システムを採用しています。

各職業、非常に特色があり、この攻略本では特性の活かし方や
有効的な活用方法が紹介されているため、
「職業ごとの活用方法」や「個別のスキル作成」を
生み出すのにも役立つ可能性
があると思います。

モンスター作成編

1つのダンジョンに5体のモンスターを登場させた場合でも、
20個のダンジョンを作れば、100体のモンスターが必要になります。

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▲物語の合間を繋ぐテキトーなモンスターにも名前は最低でも必要だ

既存のRPGをイメージしてモンスター作成を行っている人も
多いかもしれませんが、そのモンスターの由来や背景を知ることで
より深いシナリオを作成することができるかもしれません。

また、根本的に神話等の世界からモンスターを
拝借することができ、データ作成の効率化に繋がることもできます。

よくわかる「ゲーム世界」のモンスター辞典

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ドラゴンやキメラ、リヴァイアサン、ゴーレム。

一度はRPGで見かけたことのあるモンスター達を
ゲームの設定などを元に紹介している書籍です。

特にこの書籍の大きな特長は
「ゲームやアニメベースの解説」が多いこと。

そのモンスターに関する知識や逸話が書かれている後に、
アニメやゲームではこういう設定や登場方法があったという
内容を紹介・分析されています。

例えば、サラマンダーであれば
「ゼロの使い魔」「ARIA」「バハムートラグーン」「ポケットモンスター」
という4つの作品を元にどのような設定・力を持っていたかが紹介されています。

同じモンスターでも、その特性への着眼点やそれぞれの作品での
世界観に合わせ、どのようにアレンジされているのかを学べるため、
自分の作品に組み込んだ場合のアレンジに生かすことができるかもしれません。

知っておきたい 伝説の英雄とモンスター

『よくわかる「ゲーム世界」のモンスター辞典』は少しフランク過ぎて
心配だという人には、なるほどBOOKシリーズの『知っておきたい』系統の
書籍がオススメです。

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代表しておすすめするのが『伝説の英雄とモンスター』です。
コチラの書籍は中央大学の教授でありフランス文学者の金光仁三郎氏が
監修をしています。

参照:金光 仁三郎 (researchmap)

神話を元にしているようなモンスター・精霊を代表的な逸話とともに
紹介しています。

「龍の成長」、「マンティコアの勲章」といった豆知識的な知識も
紹介されているため、神話の世界などに沿ってモンスターを使いたい方への
入門に最適
です。

イベント制作・文章作成

ここまでデータ作成に役立つような書籍を紹介してきました。
次はイベント制作や文章・会話作成に役立つような書籍を紹介します。

ライトノベル 長編まるまる一本 添削講座

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ライトノベル制作者向けの書籍です。

ライトノベルの文章とゲーム制作の文章は必ずしも
一致しないとは思いますが、この書籍は作家志望の人が書いた
ライトノベル原稿1冊丸ごと添削をしているという書籍になるため、
ゲームでもやってしまうような文章の注意点も多く確認できます。

例えば「主語の重複」「前後の状況に合わない会話」
「文章省略により異なる意味に繋がる可能性」など、
理由や改善方法を添えて紹介しているため、自分の作品に
置き換えてみても、改善に役立てやすい書籍になっています。

図解 戦国名合戦

RPGで策士のようなキャラクターを出したい場合や
戦国的な世界観で作品を作りたい場合は
過去の合戦などをある程度知っておく必要があります。

でも、歴史苦手なんだよなぁ……というあなたに、
角川グループのメディアファクトリーさんが素晴らしい本を出しています。

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「城を巡る名勝負」「大逆転・乾坤一擲の名勝負」「雌雄を決した名勝負」
の全3章、それぞれ複数の合戦について解説されている本です。

軍勢の数や戦に至るまでの背景を紹介するとともに、
実際どのような軍の動きがあったのかというのを地図と
歴史SLGのアイコンみたいなイラストで紹介してくれています。

あまり歴史が得意ではない人でも読みやすいような作りですので、
どのような戦いがあったのか過去を学びたい入門書としておすすめです。

重要なのでもう一度紹介しておきますが、
角川グループのメディアファクトリーさん出版です。

幻想世界ネーミングナビ ルール編

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『RPGツクールのキャラ制作に役立つ書籍』で紹介した
「幻想世界11ヶ国語 ネーミング辞典」の関連書籍です。

ルール編では、各種国の人名に関するルール、
定番の名前といった人間系の解説から
軍や警察の階級、角界の命名や歌舞伎の屋号・名称など。

外国人名の命名法則や各種敬称に関するルール付けを学ぶことができます。

インド・中国・ヨーロッパ・トルコなど。
どのような人名がいて、どういった名前の構成になっているかも
解説されています。
(例えば、日本の場合は姓+名が多いが、インド南部は個人名+父名など)

今回のツクールMVはスマホ対応も行われているため、
もしかすると世界的な発信を目指している人もいるかもしれません。

世界的に発信をする場合は、地域ごとの名前にも
こだわってみるとより本格的になるでしょう。

マニアック製作・ちょっと怪しい書籍編

最後に、ちょっとマニアックな書籍を紹介して終わりたいと思います。
ここから先の書籍は、はっきり言ってその界隈でない人には
役立たない可能性も大きいかと思います。
(通常は制作者さんの制作作品や悩みを聞いた上で紹介している本になります)

さらっと書籍のタイトルだけ見て、興味なければ
スルーしてもらえればと思います。

はじめてのBLマンガの描き方

ツクラーの人は男性の方が多いという印象もあるかもしれませんが、
女性ユーザーの方もいらっしゃると思います。

最近では商業作品でもBLゲームがたくさん出ているため、
女性ユーザーの方はBLモノの作品を作りたいと
おっしゃられる方もたくさんいらっしゃいます。

そんなBL作品を作りたいけど全く創作に触れたことないあなたに
おすすめの書籍が『はじめてのBLマンガの描き方』です。

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BLに特化したマンガ入門書です。
マンガとゲームは表現方法こそ異なりますが、
キャラクターの作り込み・ストーリー展開など。

ゲームと共通する部分も多く、マンガ入門書も
ゲーム制作に大きく役立つことがあります。

特にこの書籍はBL作品に登場するキャラクターを意識して
各種解説が行われているので、よりBLをイメージしながら
創作活動を行っていくことができます。

初めてのゲーム創作でBL系RPGを創りたい人へオススメです。

萌える! 淫魔事典

最近は少しドキッとするようなスマホゲームも多数登場しています。
時代を先読みするのであれば、全年齢の範囲でお色気要素満載の作品を
作ってみようと考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

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萌える!淫魔(サキュバス)事典は数々のRPGで登場するサキュバスなどの
淫魔を深掘りした作品で、世界各地に伝わる神話などから
淫魔を集め、イラストと一緒に紹介
するという面白い書籍です。

元々萌える!シリーズはかわいいイラストと一緒に神話などの知識が
学べるというシリーズになっています。

この書籍の中でも『裸を見たら責任を取ろう モリガン』や
『吸うのが血だけじゃ物足りない! マーラ』など。
(これらはまだ載せられるとおもった内容です・・・)

ちょっとドキッとするようなキャッチフレーズとともに
お色気な逸話が紹介されています。

ドキドキっとする作品を創りたい人へお勧めの一冊です。

官能小説 用語表現辞典

私の経歴上、アダルト作品の描写で悩まれる方の
相談を受けることも多いのですが、そんな時によく紹介させて頂き、
参考になったという声が多いのが永田守弘氏の『官能小説 用語表現辞典』です。

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タイトルがアレですが、
安心してください、全年齢書籍ですよ!

永田守弘氏は濡れ場シーンの描写勉強になる著書を
複数出しており、この「用語表現辞典」は
胸や尻の比喩、官能小説のオノマトペを
実際の官能小説を元に辞典のような形で紹介されています。

濡れ場を作成する時に、どうしても直接的な描写しか出来ない場合や
表現が偏りがちになってしまう人は学べる点や比喩表現の広がりに
貢献
してくれます。

ちなみに、濡れ場シーン入門には
同じく永田守弘氏の「官能小説の奥義」。

濡れ場シーン本格派の人は同じく永田守弘氏の
表現用語用例辞典(全年齢ですが、タイトル卑猥に思う方もいるので伏せてます)も
一冊手元にあると幅が広がると思います。

まとめ

今回はRPGツクールを使ってゲーム制作を行う際に
設定作りで役立つ資料やネタ出し効率化に繋がるようなもの、
描写などの向上に繋がる書籍を紹介してきました。

RPGというのは、色々な力が必要です。
書籍は、ネタの引き出しを広げる知識ベースを向上させ、
世界観を広げたり、効率化へ繋がります。

もちろん、知識ベースだけでゲームは完成せず、
ゲーム特有のポイントや配慮、テクニックなどの技術ベースもなければ、
面白いゲームにはならないと思います。

ですが、知識ベースがなければ、
物語が単調になってしまったり、自分の見せたいことが
うまく表現しきれない可能性もあります。

出版不況になっている今、書店に行く機会が減っている人も多いかと思います。
ですが、出版不況だ方こそ、専門書が一般でも読みやすい形になってくれているため、
新しい発見や知識との出会いに繋がることもできたりします。

そう考えると、昔と比較して知識ベースを気軽に
得れる機会も多くなっていると思います。

もし、

・次のイベントが思いつかずに制作が止まっている
・元ネタと設定が異なり、苦情が来てしまった
・次回作に向けてどう表現をスキルアップすればいいのか悩んでいる
・描写がうまくなりたいけどどうすればいいかわからない

といったあなたの悩み解決に繋がりそうな書籍が見つかり、
より楽しい気分でゲーム制作に繋げていただければ幸いです。

書籍系ネタでは、過去に
有償同人を出すなら読んでおきたい! 規約に関する2冊の書籍
も公開しているので、もしテキスト面で困っている人いましたら
ご参考ください。

個別で紹介できる場合もあるので、コメントやメールフォームから
ご連絡くださいませ。

さて、RPGツクールMV(なんでもあり) Advent Calendar 2015から
来てくださった皆さんも、最後までお読み下さり、ありがとうございます。

19日に
『ツクラーが知っておきたいストレスフリーなシンボルエンカウントのコツ(仮)』
という方向性でまた記事投稿予定です。
楽しみにしてもらえれば嬉しいです。

RPGツクールMV(なんでもあり) Advent Calendar 2015の
明日は、RPGツクールMVでアプリリリースを目指す開発室の
kuroさんですね!

「ツクールの制作界隈をRPGで表現してご覧にいれましょう」という、
何やら遊びながらに学べる面白そうな内容になっているので、
楽しみですね♪

参照:RPGツクールMV(なんでもあり) Advent Calendar 2015

みなさんのゲーム制作が、今宵も良くなりますよう、
お祈りしています。

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