
RPG Maker WITHでは、「ピクチャの表示」というコマンドを利用して画像を配置していきます。この時、具体的にどの位置に配置するかは「X」と「Y」で座標を指定します。この座標に関する基本的な知識をまとめていきます。
まずは画像の位置を指定する「X」と「Y」について解説します。
RPG Maker WITHでは、画面上のどの位置に配置するかの位置情報を「X座標」と「Y座標」で指定します。例えば、「X座標100のY座標100の位置に画像を配置する」みたいなイメージです。ツクウィズではこれらの座標を位置の項目の「X」と「Y」と言う項目で指定います。(以降は「X」と「Y」で表記していきます。)
これらの座標は、Xは横の位置、Yは縦の位置を示します。Xは数が増えるほど右側へ、Yは数が増えるほど下側の座標になります。まずはともあれ、「Xの数字が大きいほど右側に配置される」ということと「Yの数字が大きいほど下側に配置される」と覚えておきましょう。
実際に「X」と「Y」の値を変えて、それぞれの違いを見てみましょう。
今回は、「X:300、Y:400」に設定してピクチャを表示しています。横300,縦400の座標に画像を表示するイメージです。実際に画像を表示してみましょう。
位置を「X:300、Y:400」で設定して表示すると、画面やや左上に立ち絵が表示されました。
次に、位置を「X:1000、Y:400」に変えました。具体的にはYは同じ、Xを300から1000に変えています。実際に表示してみましょう。
位置を「X:1000、Y:400」に表示すると、画面中央やや上側に立ち絵が表示されました。Xを300から1000に変えたことで、Xの数字が大きくなったので700座標分右側へ移動して表示されました!Yは同じ数字を設定しているので、縦の位置は変わっていません。
次にYの違いを見ていきましょう。位置を「X:1000、Y:100」に設定して表示してみます。
位置を「X:1000、Y:100」に表示すると、中央上部に表示されます。
次は位置を「X:1000、Y:800」に変更します。Xは同じ1000なので横の位置は変わりません。Yは100から800に変えたため、数字を増やしています。
位置を「X:1000、Y:800」で実際に表示すると、中央下側に表示されます。Yを100から増やしたため、700座標分下側に画像が表示されました。
このように、Xを増やすほど画面右側、Yを増やすほど画面下側に表示されるという考えは非常に重要です。例えば、画像を右下にしたいのであればXとYの数を増やす。もう少し右上に表示したいなら、Xの数を大きくしてYの数を小さくするなど。実際には表示したい位置に合わせて、数字を上げ下げして表示位置を決めていきます。
では、RPG Maker WITHにおける画面の一番端の座標や画面中央の位置はいくつなのでしょうか?
RPG Maker WITHの画面は「1920✕1080」となっています。一番右端はX1920、一番下端が1080というイメージです。ですので、画面中央の位置は「960✕540」となります。実際に表示した画像をお見せしましょう。
ピクチャの表示でボタン_赤を位置「X960、Y540」にして表示してみます。拡大率は幅・高さともに300で指定しています。
実際にゲームで実行した状態です。横960,縦540の位置に画像の中央が表示されているため、画面中央にピクチャが表示されています。
ツクールの画面では、横27.5マス程、縦15マスが表示されます。ピクチャは画面上の座標になるため、画面端に到達してしまうと画面のスクロールが止まってしまい、中央にピクチャを表示してもキャラがピクチャ外に移動してしまいます。
画面のスクロールを止めなければいいので、もし中央表示されるキャラクターに合わせたい場合は、左右上下それぞれ横に13マス、縦に7マス多めに画面を作り、それぞれの端13マス・7マスに侵入できないようなマップを作ります。この結果、スクロールがされないエリアをなくすことができ、常に画面中央のキャラに合わせたピクチャ演出も作成できます。
RPG Maker WITHはNintendo Switch向けソフトです。
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