

RPGツクールMZでは、最初からたくさんの素材(画像や音楽など)が入っています。ですが、RPGツクールMZでゲーム制作を続けていると、
と感じることがあります。
公式DLCなどで素材を足すことにより、デフォルト素材だけでは難しい表現ができるようになったり、よりイメージした世界観のゲームが作れるようになります。
RPGツクールMZでは、ツクールを発売しているメーカーから、公式DLCとして数百種以上のツクールに特化した素材集やツールが発売されています。種類が多く、中には上級者向けのDLCも存在しています。
そこで本ページでは、「RPGツクールMZ」購入者向けに「公式DLC」の基礎を解説しつつ、オススメのDLCをまとめました。
RPGツクール公式DLCは、RPGツクールの自作ゲームプロジェクトで使用できる素材集や素材制作に活用できるツールのことを一般的には指します。
次のようなものが販売されています。
DLC購入時にはどの素材なのかをしっかりと見て選ぶ必要があります。
RPGツクールのメーカーが公式に運営しているRPG Maker Official Storeでは、RPGツクールMZ・RPG Maker Unite毎に、「タイルセット」「アニメーション」など素材タイプで検索ができるため、公式サイトの検索も活用しましょう。
では、DLCを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
次のようなことが期待できます。
特に「高品質なクオリティ」「ツクールで使える」「販売元の情報やサポートを確認しやすい」といった点が特徴的です。
公式DLCはメーカーが直接開発しているものや、メーカーの審査を通ったプロの素材集が多く、高品質なものが多いです。
ツクール向けだからこそ、すぐに使える音楽や画像が多く、複雑な規格などを理解せずに使えます。
困った場合に販売ページや販売元のサポート情報を確認しやすいのもメリットです。
RPGツクール公式DLCは長所ばかりなのでしょうか。もちろん次のようなデメリットはあります。
公式DLC素材は大半が有料の素材集です。追加課金が必要になります。
さらに、お金を支払った=自由に使ってよいというわけではなく、別途DLCごとに定められた利用規約の範囲でのみ利用できます。
ただし、これらはそこまで大きな短所でもありません。
お金の支払が必要となりますが、素材集として販売されているからこそ、
通常では1点数千円~数万円規模の高品質な音楽や画像を低価格で数種類一気に導入できます。
さらに、ツクールはデフォルト素材が多いので、素材のみで制作されている方も多いです。
それゆえフリーゲームなどでは見た目が似ている作品も多くあります。
ちょっとした課金をするだけでツクールデフォルト感を下げることも期待できます。
また、利用規約は無料素材を使う場合も特に気をつける必要があります。
完全に自由なわけではないですが、利用規約という制約があるからこそ、高品質な素材を低価格で使うこともできるのです。特に無料素材は規約に明記されていなかったことが禁止になるというケースもあるため、気をつけて活用しましょう
公式DLCの基本を抑えたところで、ここでは「顔グラフィック」「歩行グラフィック」「タイルセット」「戦闘アニメーション」「素材編集ツール」など、初心者でも導入しやすいRPGツクールMZの公式DLCを中心に紹介します。
「ISEKAI CREATORS Assets Pack」は立ち絵や顔グラフィック、BGMなどが収録された素材集です。
『ISEKAI CREATORS』はもともと、世界観の制作が難しいという声に答え、自由な設計をしやすい世界観をプロが作り上げたプロジェクトです。この素材集はそのプロジェクトに関連して制作された素材集となっており、公式サイトの世界観に併せた魅力的なキャラクターや音楽が収録されています。
高品質な素材集で世界観を使わない、素材だけの利用も可能な素材集ですが、あまりツクール界隈では話題にならなかったため、利用者が少ないながらも高品質な素材集を一式揃えられるというのが非常に魅力的です。ツクール規格の顔グラフィックに加え、立ち絵なども搭載。
ギルド受付嬢として作られたエルフの女性、ギルド支部長として銀の鎧を身にまとった男性など、ファンタジー系の王道キャラが多いため、短編規模のRPG練習としてこの素材集を基軸に主人公たちを固めるという方法がオススメです。世界観が苦手な方は公式の世界観を活用し、世界観も作り上げたい方はキャラクターのデザインだけを活用するといった方法もおすすめです!
「MEGA FANTASY 歩行アクター and 顔グラ」は合計192パターンの歩行グラ&顔グラフィックを搭載した素材集です。
往年の家庭用16bitゲーム機を意識した色調で制作がされており、パッと見ただけで従来のツクールとは違った雰囲気の顔グラや歩行グラフィックを自作品に搭載できます。純粋な色違いだけではなく、違ったキャラに見えるようなパターン違いも多め、人物中心の作品を作るのであれば、この素材一つで創り上げることも可能ですし、追加で同素材シリーズのモンスターなども検討すれば魔物とかの戦いも作りやすいです。
あえてレトロ風を出すことで、ツクール標準素材を使った作品や、今風の絵柄を採用した他作品とも差別化が図れます。20~40代ぐらいの方で、正統派なRPGを作りたい人におすすめです。
「SERIALGAMES 住みたい街タイルセット」は現代的な街並みの外の風景マップ制作に幅広く役立つ素材集です。
道路・建物に使えるようなタイルはもちろん、ドアや建物を区分けするような塀まで、とにかく現代系の外観マップ制作に役立つ素材が揃っています。「住みたい街タイルセット」は特に地方都市や都市部制作に役立ち、RPGツクールMZの初期収録では弱い、現代系のマップを補完するのに非常に役立ちます。
更に同素材集を手掛けるクリエイターの素材集が複数出ています。まずはこの素材を基軸に制作を行い、よりこだわりたいマップがあれば他の素材集も検討していくことで、ある程度マップデザインの方向性を抑えながら多彩なマップを制作できます。現代系のマップを作るのであれば、このSERIALGAMESシリーズか、公式サイトで取り扱いのある「どらぴかドットマップ素材」系統、「
現代日本都市タイルセット」のいずれかは抑えておいたほうがいいかなと思います。
「Tileset Builder」はRPGツクールMZ向けの大量素材+ツクール向け素材の加工や制作ができるドット絵制作ツールです。
RPGツクールMZの歩行キャラクターやタイル画像が複数のキャラやデザインで1枚のシートが制作されていますが、1つずつのタイルや複数の歩行アニメーション毎に選択が可能。例えば色々なタイルから使いたい素材だけを集めて1つのシートに落とし込んだり、アニメーションを確認しながら歩行グラフィックを作成しやすいという特徴があります。
一般的なドット絵制作ツールよりも機能は限られますが、ツクールによく使う機能が限られているからこそ直感的に使えるのが魅力です。特定の色を違う色に変える機能によって色違いの差分を作成したり、草が揺れ動くようにみえるようなアニメーションを作る、タイルに他のタイルを重ねた画像を作成するなどが素早くできます。ドット絵初心者には入門ツールとして、上級者にはツクール向けの素早い加工ができるツールとして重宝します。
更に本素材集は、RPGツクールMVの歩行グラフィックや、RPGツクールMV Trinityのタイルなど、過去のツクール系キャラ・タイルも大量に付属されています。純粋にキャラクターやタイルを増やしたいときにも選択肢に入ります。
「3D Particle Effect Pack」は戦闘アニメ向けの素材集です。
RPGツクールMZでは、今までのツクールのようなパラパラアニメのような形式で作るアニメーションではなく、3D系のツールを使ったアニメーションの採用が標準化されています。従来の方法も取れますが、新しい形式のほうがよりリアルに美しく見えるという長所があります。
そんなより強化された戦闘アニメですが、どうしても標準の素材だけでは同系統の技を色々追加できるほど数もなく、自作には専門ソフトの学習も必要。「3D Particle Effect Pack」のようなパーティクルエフェクトアニメーション素材を購入することで、高品質な戦闘アニメを追加可能。戦闘アニメは種類が多いほど表現の幅が広がるため、他の素材を購入した後も活躍しやすい素材です。
いろいろな技を採用したいゲームを作る時にオススメですね!
ここまでDLCを紹介しましたが、こんな疑問が湧くのではないでしょうか?
無料素材や生成AIよりも公式DLCが期待できるのは「安定性」です。
無料公開の素材はアマチュアの方の創作も多いため、クオリティが担保されていない、利用規約に穴がある、盗作などの危険性もあります。
サイトが閉鎖してしまい、利用規約が確認できない、問い合わせができない、再ダウンロードできない等の問題が起こるケースも多いです。
生成AIは細かいところまでの作りこみが甘いことや、類似性が高まりトラブルになることもあります。
最新の生成AI周りの法律や裁判事例などを把握しなければ、利用方法によっては権利関係のトラブルになる可能性もあります。
余談ですが、著者は無料素材利用時に利用規約の内容を問い合わせたところ「その方法は想定外だから禁止です」と利用規約に明示されていないことで使用NGを提示されたこともありました。
また、有償配布では生成AIを使っていると「AI」専門のカテゴリに割り振られ、売上が大きく落ちる、事前の販売予告ができないといったこともあります。(最近ではAIカテゴリにしないと申請できないサイトも多い)
そこでオススメなのは、公式DLC素材集と有名無料素材の併用です。
見た目や世界観、特徴的になるシステムなど絶対的に差別化を図りたいといったものは公式DLC。
そこまで優先度が高くないものは有名無料素材サイトの素材を利用する方法です。
特にサムネや実況などで目に止まりやすいイラスト面から公式DLCで強化し、
次いでメインとなり得るシステム、世界観に合う音楽の順で検討する方法がオススメです。
無料素材でも高品質で有名どころで長年運用されているサイトもあります。
特に音楽系のサイトは無料素材から有名となりプロになった作曲家様や、
サンプルのような形で素材公開されているケースもあります。
(サンプルが全て素材なわけではないので注意)
有名で長年運営されているサイトの素材はトラブル時も情報が入りやすく、
利用規約も比較的安定しており、よくある質問など補足も多くて利用面でもわかりやすいです。
このページではDLCの基本とオススメ素材を紹介しました。
どれを選ぶか迷ったら、まずは「MEGA FANTASY 歩行アクター and 顔グラ」か「ISEKAI CREATORS Assets Pack」のどちらかがおすすめです。
キャラクター素材はゲーム全体で使用頻度が高く、見た目の印象も大きく変わるため、初心者でも効果を実感しやすいでしょう。
その他、まとめると次のとおりです。
| 目的 | おすすめDLC |
|---|---|
| キャラを増やしたい | |
| 世界観ごと欲しい | |
| 現代マップを作りたい | |
| 素材を加工したい | |
| 戦闘演出を強化したい |
なお、購入時は次の点にも留意しましょう。
特にSteam版DLCを購入する場合は注意しましょう。Steam版のDLCは、RPGツクールMZ本体をSteamで購入していないと利用できません。
公式ストアであるRPG Maker Official Storeであれば、DRMという項目でSteam版・ダウンロード版が選べるため、初心者にもおすすめです。
RPGツクールMZで顔グラフィック・歩行グラフィック・タイルセット・戦闘アニメーションなどを追加したい方は、まずは公式DLCから検討してみてください。
RPG Maker WITHはNintendo Switch向けソフトです。
パッケージ版を探す場合は、色々なサイトを見て値段チェックするのがおすすめです!
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